「どうすれば綺麗な美しい写真を撮ることができるのか」
「写真スキルに伸び悩んでいる、、」
こんにちは、ながしょうです!
ボクはカメラ歴7年で、これまでに何度か企業様から写真の提供をお願いされてきました。
ですが、いまだに自分の写真が美しいと思えず、どうすれば美しい写真をとることができるのか?ということを毎日考えています。
YouTubeや本、Instagramなどで常に勉強しているのですが、直近でボクが衝撃を受けたある動画を1本紹介したいと思います。
それは、ふぁらおさんのこの動画です。
正直、初見の人からすれば「なんて失礼な人なんだ」って感じるサムネイルですね、笑
サムネイルに衝撃を受けますが、写真が上達する方法を解説してくれていて、ホントに素晴らしい動画だと感じたので、紹介していきたいと思います!
写真ガチ勢の人や、伸び悩んでいる人、慣れてきたけどさらなるステップアップをしていきたい人に向けた動画になっていますので、熱意をもってご覧ください!
「写真の上達の仕方」などのご意見や悩み・疑問・質問など、ご自由にコメント欄に投稿してください。
(コメント欄はこの記事の最下部です)
※いただいたコメントは全て拝見し真剣に回答させていただきます。
「ふぁらお」さんについて人物紹介
このたびカメラ系Youtuberとして活動することになりました!人前で話したりするのが苦手なのであまり明るくハキハキとできないのですがどうぞよろしくお願いします(>_<) pic.twitter.com/Eu9B7FMxH8
— ふぁらお (@Pharao444) May 25, 2021
ふぁらおさんは2020年からYouTubeをはじめたカメラ系YouTuberです。同じくカメラ系ユーチューバーの「ゆ~とび」さんと仲が良いようです。年齢は公表されていませんが、20代だとおもわれます。
カメラ系YouTuberとして、動画をはじめた当時は真面目にカメラの設定や構図を解説していましたが、最近はカメラに興味が無い人でも楽しめるような動画をたくさん出しています。ふぁらおさんは口は悪いですが!めちゃ面白いです!笑
カメラやレンズはNikonを主に使っていて、Nikonに対する愛がすごいです。あとは遊戯王が好きです。笑ふぁらおという名前もエジプトの歴史に興味をもったことや遊戯王が好きだったからと語っていました。
ノリがめちゃくちゃ良くて流し見しているだけでも笑ってしまう動画がたくさんあります!
そして、ボクがなにより素敵だと思うのは良い写真とは何かを言語化しているところです。しかも論理的に。
詳しくはいろんな動画を見てもらいたいのですが、印象的に残っているのは焦点距離に対する考え方です。ポートレートを撮るときの焦点距離の選び方なんかはとても分かりやすいので、もろんのんさんとコラボしたこちらの動画をぜひともご覧ください。
動画から学ぶ、ふぁらお流!写真が上達する方法
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では、本題についてお話していきます。
冒頭で紹介したふぁらおさんの動画では、”写真が上達する方法”を解説してくれています。
その中で、カメラスキルに伸び悩んでいる自分に刺さった内容を紹介していきます。ホントに核心を突く内容でした。
まず初めに、”写真が上達する方法”についてふぁらおさんは結論を述べていました。
焦点距離の特性を理解すること
おそらく多くの人が、次のようなイメージを持っているのではないでしょうか。
24mm:ひろい範囲を撮影することができる。手前の物は大きく、遠くの物は小さい。
50mm:一番使いやすい。人が集中したときの範囲。
85mm:中望遠でポートレートに向いている。
200mm:とおいものを撮影することができる。圧縮効果がある。
だいたいこんな感じか近いイメージを持つと思いますが、ふぁらおさんは24mm、35mm、50mm、85mmの焦点距離について独特な意識・視線で解説しています。
分かりやすい表現がたくさんあったので、あまり省略できず長文になってしまいましたが、できる限り改変せずに載せています。
ふぁらお流の24mmという焦点距離に関する解説
24mmで撮影するときは、背景を重視して撮影しましょう!
以下、動画内でのふぁらおさんの焦点距離24mmに対する解説を引用します。撮影シーンはポートレートを想定しています。24mmという画角を、誰もが経験している「学校生活における意識」に例えて次のように解説していました。
(イメージ始まり)あなたは今学生です。小学校でも中学校でも。とにかく今あなたは学生で、学校に向かっています。学校に無事着きました。下駄箱で上履きに履き替えて教室に向かいます。教室のドアをガラガラと開けると、中にはクラスメイトがちらほらいます。よく集まるグループのうちの何人かがいたり、全くしゃべったことのないやつがすでにいたり、気になるあの子はまだいなかったりとか。(イメージ終わり)
はいストップ。その画角、その視野、これが24mm。この時の意識、この時の視野、この時の画角が24mm。多くの表層的な情報を短時間で取得しようとしているときの人間の視野が24mm。
これ表層的な情報ってところがミソ。いる人の数だったり誰がいるのかっていう情報だけ知れればいいの。短時間で。別に今の教室にいるやつらのそれぞれの表情がどうとか、今日の髪型とか制服の着こなし方だったりとか考えていることとかってどうでもいいの。この時の意識と視野の広さが24mm。だいたい教室のドアをザーッと開けて見渡した瞬間のあの感覚よ。
〔中略〕だからこの24mmという画角を考えるときは空間ありきで対象の位置を把握するし、教室という空間を常に頭の中に入れて人間を把握するっていう思考回路なのね。
だから24mmで写真(ポートレート)を撮るとき、構図をつくるときは背景から先に決める。〔中略〕人間自体の表情よりも風景とか背景との親和性だったりとか、背景の構図だったり情報だったりが大切になってくるのが、この24mmって画角の特性なのね。空間背景があってそこにどう被写体を置くかっていう順番で考えるのが24mm。
〔中略〕(24mmでも近くに寄れば背景情報が無くても、被写体の表情・雰囲気は伝わるのではということに対し)24mmの単焦点を持って背景情報が消し飛ぶまで被写体によってみ?おそらくというか十中八九、最短撮影距離の問題で背景を十分に入れざるを得ないから。
〔中略〕カジュアルに今回の24mmという画角を説明するならば、旅先の広々とした景色を癖のない画角で収めることができる。それと思いっきり被写体に寄って手前の物を大きく写して、遠くのものを小さく写す、パース効果を楽しむような使い方もできる。それと被写体を大きく写すんだったら、かなり手前に近寄って撮れるから近くにいる感、親しみやすさを演出できるポートレートってのにも向いてるよね。
〔中略〕24mm、この画角を一言でいうなら「秩序」。そんな画角です。
上記の内容はポートレート撮影時に関する解説ですが、24mmはもちろん風景にも使えることは解説していました。
焦点距離をこんな感じで学生生活での意識と視野に例えて解説した人って他にいるんですかね?「教室に入った瞬間の意識」ってすごい分かりやすいなと感じました。
このときの意識・視野を「多くの表層的な情報を短時間で取得しようとしているときの人間の視野」ってきちんと言語化して、24mmの焦点距離の本質を解説してくれています。
そして、こういった意識・視野だから構図は「背景から先に決める」と結論づけています。
細かいところよりかは写真全体の印象が重要だよ、だから写真の大部分を占める背景をちゃんと考えて撮ろうね。そしてその中で一番いいところに人を置いてね。ってことですね。
うーん、分かりやすい。。
ふぁらお流の35mmという焦点距離に関する解説
35mmは雑に撮ってはいけない。人が美しいとおもうような深い意図をもって撮るように撮るようにしましょう。この画角を扱うのは最後にして他の画角で練習するようにしたほうが良いですね。
以下、動画内でのふぁらおさんの焦点距離35mmに対する解説を引用します。他の焦点距離に比べて最も難しい距離であるため、長文になっていますが、じっくり読んでいただければと思います。
皆さんそれではイメージしてください。
(イメージ始まり)登校時間も過ぎて、みんなぞろぞろと教室に集まってまいりました。朝のホームルームが終わってそろそろ始業。一時間目が始まります。一時間目の授業の担当の先生が教室に入ってくるまでのあの時間。〔中略〕この先生が来るまでの間の時間、みんな何してました?おれはね、ちょっと離れてる奴が鼻ほじってる姿見てたりとか、なんかこうつまんなそうにペン回しして暇つぶししてる奴の横顔見てたりとか、目の前の席に座ってる子のね髪の頭皮の分け目とか見て、こいつ普段でしゃばりでお高くとまってるいけすかねえ奴だけど、頭皮めちゃくちゃ来たねえんだなとか思ってたり。あいつでっかいアクビしてんな今日も眠そうだなとか思ってたりしてたわ。(イメージ終わり)
要は集中はしていないが目の前の情報から、それなりの密度を持った情報を集めている視野・感覚。あれが35mm。このときのポイントは、教室の中の誰もが主人公になれる素質を持ってるけども、誰も主人公になれないってこと。なぜならその知覚してる人間は、そこまで深くその情報を拾いに行ってないから。たんなる暇つぶし平凡な視野。〔中略〕
ここまで言うと、「35mmでもF値低くしたり被写体に寄ったりすればメインとして活躍できるほど十分存在感出せますよ」って輩が出始めるよね。その通りです。その通り35mmはそれもできるの。
結論を言うと、「自由」なの。そう、「自由」。
この画角は撮影者に最も自由を与えるの。何に注目してもいいし、何に注目しなくてもいい。どう撮ってもいい。この画角を端的に表すなら、「お前に任せるから好きにやれ」。そうこれ。全部お前次第。
ただ皆さん知ってますか?人間は完璧な自由が与えられれば与えられるほど最も不自由を感じる生き物だということ。
めっちゃ分かりやすい例を提示します。
うぇーい、今日も盛り上がっていこうぜ、かんぱーい!おいちょっとお前、こっちこい。お前さ、なんか面白いことやれよ。なんでもいいよ、一発芸でも何でもいいよ。おもしろいことやれよ。面白い話とかないの?〔中略〕
これやられた側の人めちゃめちゃ困るよね。いろんな意味で困るけど一番困るのは、即座に対応できるアイデアを出さないこと。そうこの言葉、「なんでもいい」、「なんかやれ」とか。これは人間から最も創造性を奪う呪いの言葉なんだよ。人は自由を与えられれば与えられるほど何していいかわかんなくなるの。何が正解なのか不安になるの怖くなるの。どうしたらいいかわかんなくなって思考が止まっちゃう。
和歌とか俳句とかラップとか大喜利とかモノボケがここまで世に浸透したのって、実は不自由さがあるからなんだよね。もう和歌とか俳句なんて決められた字数があって、その中でいかに情景を詠うかとか、いかに言葉遊びをするかとか。そういった限られた制限の中でするからこそ、作った人の背景とかセンスが光ったりするんだよね。だから面白い。大喜利とかモノボケもそうよ。何もない無の状態から面白いことをやれって言われるよりも、お題があって、その制限があった中で試行錯誤するから面白いアイデアが生まれたりとか、誰も想像しなかったような思いもよらない角度から切り口を入れたりとか物があるからこそ、そのものの中で試行錯誤できる余地が生まれたし、そこから固定概念を打ち砕くようなまさかと思うような使いたかたが生まれたりするんだよね。だから面白い。だから夢中になれるの。〔中略〕面白さとか美しさを語るときに、この制限があるのと自由を奪われることっつうのは切っても切り離せない関係にあるのね。制限化の中でどれだけ想像力をめぐらすかの試行錯誤がそこから読み取れるし、その不自由さや営みにこそ人間は価値とか尊さを感じるの。そこに自由を感じるの。〔中略〕
さらに深めるためにもう1個質問を投げかけます。皆さんは学生だった時一番印象に残った国語の教科書の題材はなんですか?よく出てきそうなのが、スイミーとかモチモチの木とか〔中略〕いっぱいあるよね。ボクが1つ選ぶとしたらダントツこれです。安部公房という人が書いた「鞄」という小説です。〔中略〕高校生の時に初めて読んだんだけど、「なにこの話?」って思ったのね。言いたいこと意味不明なんだけど、回りくどい言い方してんのに5分くらいで読み終わるし。〔中略〕超簡単にまとめた話をすると、それなりに重い鞄持ってるからこそ、無数とも思える経路の中から楽に歩ける道を探せるっていう風に言ってるのね。これまじで初見殺しだから。〔中略〕無数とも思える選択肢に悩まなくて安心感を得られるっていうメッセージを込めた話なのね。不自由さを感じるからこそ、人間は自由に感じると。選択をすることができるから安心する、と。〔中略〕
死ぬほど脱線しましたが、何を言いたいかっつうと、35mmには制限がありません。もう完全に自由を約束され解放された状態なの。いわゆる「最も不自由を感じる画角」。何でもできるけど何にもさせてもらえない画角、これが35mm。風景撮ってもいいし、人間撮ってもいいし、〔中略〕「なんでもできる画角」、でも「なんもできない画角」。
え、じゃあどうすればいいんですか?安心してくれ、答えは用意してある。たった1つです。美的感覚を磨いてください。〔中略〕
よくね「雑に撮れるから35mmおすすめです」っていう記事とかレビューを聞くんだけど、雑に撮ると一番ひどく目に見えて失敗するのが35mmなのね。雑に撮って許されるのは、それまでにおびただしいほどの失敗を繰り返して自分の中に正攻法のルートがある程度方法論として確立されている人そういう人だったら、雑に撮ってもいい写真を撮れる。それ以外の人が安易に雑な写真を撮るとだいだいしくじる。断言する。〔中略〕
そういう画角よ35mmはその画角全部に意図やその人の感性それから世界観、これをモリモリにふんだんに余すことなく、ぶち込まないと100点が成立しえない。くっそ難しい画角なんよ。良くも悪くも情報が入りすぎないし、かといって整理しやすい画角かっていうと、そうでもないし、しかも頑張って意図して計算して、なんとか99点までもっていっても残りの1点が運でしたみたいな、そういうこともよくある画角なのね。〔中略〕
35mmの良いところは良くも悪くもその人の気づきや感性。世界観で構成される画角なのね。そいつがいままでどんな経験をしてきたのか。どんな味方をしてきたのか。何を美しいと感じたのか。それをぶつける画角が35mm。考えなしに突っ込んだら失敗するよって言ったのは、これが理由。〔中略〕
35mmを一言でいうなら、「仮初の自由」そんな画角。
とくに集中していないけど、周りの状況を眺めているときの意識・視野って聞くからに扱うのが大変そうな画角ですよね。
35mmは「なんでもできる画角」だけど「なんもできない画角」という意味で「自由」な画角である。
動画を見る前は35mmは便利なレンズってくらいの認識でしたが、動画を見た後は35mmという焦点距離がちょっと恐ろしく感じてしまいますね。笑
ただ、そんな35mmも美的感覚を磨くことで美しい写真が撮れるようになると解説しています。この美的感覚を磨く方法について動画の内容を紹介すると、あまりにも長文になってしまうので、別記事にて紹介します。
ふぁらお流の50mmという焦点距離に関する解説
50mmという焦点距離はバランスを意識して撮影しましょう!
以下、動画内でのふぁらおさんの焦点距離50mmに対する解説を引用します。
35mmに比べたら超簡単。35mmと違って50mmとか85mmは雑に撮っても失敗する回数は少ないんで比較的簡単。例にもれずさっきの学校の話を持ち出します。さっきは授業が始まる前の話だったね。それではイメージしてくれ。
(イメージ始まり)先生が教室に入ってきて、いよいよ授業が始まりました。教科書を開き、ノートの準備は万端。先生が説明してくれていること、教科書、板書目まぐるしくいったり来たりしながら、授業に集中しています。(イメージ終わり)
はいストップ。その時、その感覚、その視野、これ50mmです。さっき(35mm)と違って今度は完全に集中モードフォーカスしてるという感覚がある。この例えでミソなのが、先生も見るし板書も見るってこと。授業の内容を理解するっていう1つの目的のために、先生の身振り手振りに集中するし、板書にも集中するときもある。被写体にも背景にもバランスよく目が行くのよ。1つの目的を完遂するために。大切なのは、「被写体と背景の情報の密度は1:1」ってこと。
大きさの話じゃないよ、情報の密度の話ね。目的のために被写体と背景の均衡をとってるのが、50mmを最もうまく使いこなすコツ。要はねさわやかな雰囲気の写真撮りたいってなった時に、初夏の爽やかな緑豊かな公園とか潮風変わる海辺の町とかそういったところで、そういうシーンが分かる程度に風景の情緒を残したまま、被写体を置いてやると。どちらも主張しすぎないように一対一くらいのバランス。この程よいバランス感っていうのをうまく保ちながら撮ると上手くいく。
大切なのはこの一対一って比率は何も大きさには依存しない。あくまでも情報の密度。そのものが持つインパクトの大きさってことね。小さくてもインパクトの大きいものはあるし、逆にでっかくてもそこまでインパクトが大きくないものってあったりする。海とかまさにその典型的な例よね。サイズは途方もなくバカでかいけど、背景としておいてやるとそこまで嫌味に主張しすぎないオブジェクトに早変わりするよね。写真ってすげえよな、あんなでっけえもんなのにね。もしアップで撮って被写体の主張が強くなりすぎるようだったら引くのも一歩手だし、その被写体に負けないような濃い背景を持ってきてやることも大切なのね。背景の印象が弱かったとしても同じぐらいの印象で被写体を置いてあげたりすると、微妙な場所でも情緒あふれるような写真になったりするんよ。これ50mmのもつ特性。要は一対一のどこまで守れるかって話。何度も言うけど大きさじゃないよ、情報の密度の話な。よくばあるときは徹底的に欲張ってもいいし、無理せず欲張んなくていいときもあるってのが50mmの面白いところ。
35mmが無慈悲に突き放すような強制的な自由を与えるような荒々しいゼウス神だとすれば、50mmという画角はすべてを温かく包み込んでくれるような慈愛に満ちた聖母マリアのような画角。正しく手順よく被写体と背景を設置できれば自分の中の正解、安寧の地に最も簡単に行き着いてくれるような画角だったりするのね。そう思ってるよ俺は。さっきの暴風吹き荒れあれる荒野の道のりとは大きく異なるね。約束された大地はそこにある。
なので、おすすめは最初に引きでスナップとか引きでポートレートを撮ること。インパクトのある被写体を見つけたりとか、もしくはインパクトが出るように被写体を配置するってことは、実は誰でもできたりするんだよね。それに、釣り合うようなインパクトのでっかい背景を持ってくることが難しかったりする。その両方がそろうことって、あんまないのよ。だったら、そもそもインパクトの弱い背景でもいいから、それに釣り合うような情報密度の薄い主役を置いてあげればいいわけよ。そのための1つの技法として引きで撮るってのがある。もちろん、被写体の情報を薄めるためにはいろんな技法があるよ。手っ取り早いのは引くこと。
35mmよりは、なんかハマったわみたいな感覚の写真が結構撮れる。よくね「35mmと50mmどっちが初心者にお勧めですか?」ていう質問とか記事とかレビュー見るけど、俺にとってはマジで天国と地獄くらい差があるわけよ。秒で50mmって答えんのね俺は。このsigmaの30mmF1.4っていうレンズは換算約45mmなのよ。まあ50mmととらえていいよ。なんか撮ってていい感じだなっておもう写真を連発してくれるようなレンズだったのね。写真ってなんか楽しいな。こんな安心して写真って撮れんだ。そういう感覚を思い出させてくれるレンズ。俺滅多にやんないんだけども、やたら食べ物撮ってみたいな、そう思わせてくれるようなレンズだったわ。〔中略〕
撮ればね約束の地はほぼ確約されてる画角なんで、すごく穏やかな気持ちで自分をね、いろんなジャンルに連れてってくれて、だからこそ50mmを最初に手に取る人って、撒き餌レンズでもいいけども、とにかく安くて軽いレンズがおすすめです。こいつももちろん標準域に含まれるから料理、ペット、スナップ、物撮り、ポートレートにはとても相性がいい。
一言で50mmを表すとしたら、「安寧」そんな画角。
撒き餌レンズとしてよく紹介される50mmについての解説ですね。
先生も見るし、板書も見るといったように被写体も見るし背景も見る意識・視野。それぞれの情報の密度を1:1でバランスよくすると、美しい写真が撮れますよってことですね。
50mmは35mmに比べると、バランスさえ意識すれば何でも上手に撮れるような焦点距離なので使いやすい。だから初心者の人にもおすすめできますね。
みなさんは、情報の密度のバランスって考えたことありましたか?ボクは「引き算の法則」を意識して写真を撮っていましたが、これってこのバランスを意識していたことになるんだなと感じます。
ふぁらお流の85mmという焦点距離に関する解説
85mmで撮るときは、被写体をとにかく盛って撮影しよう!
以下、動画内でのふぁらおさんの焦点距離85mmに対する解説を引用します。
例のごとく学校の話を持ち出します。それではイメージしてください。
(イメージ始まり)授業が始まりみんなが必死についていこうする中、あなたは授業なんてやってる場合じゃありません。気が気がじゃないんです、もう授業の内容なんて頭に入ってこないんです。なぜなら、あなたはその授業をしている先生に恋をしているから。板書?見てません。ノート?撮ってません。教科書?開いてません。もう授業のことなんて一切考えてないの。頭のなかにあるのは、その先生との放課後イチャラブランデブーよ。(イメージ終わり)
はい、その意識、その視野、その画角。これが85mmです。これこそが85mmの85mmたる所以です。あなたは被写体に夢中なんです。〔中略〕(背景は)先生を頭の中で美化して幻想的な世界に置くためのもの。だから背景もリアルさよりも非現実味が強くなってくる。85mmの世界観はぼかしやすくて立体感が出るとか、圧縮効果で非現実的な雰囲気が出るとか全部あれ被写体のため。その被写体の魅力を感じるために、それらの効果は後付けで説明されたものに過ぎない。撮るときにアプローチなんてもうさっきの24mmとは真逆よ。いかに目の前の被写体を盛ることしか考えないの。被写体を盛れる背景はどこかなって観点でしかロケハンしない。顔がゆがまないからとか、背景が整理しやすいからとかっていうのは実は85mmの本質じゃないのね。
もっと85mmという画角の世界観に目を向けてほしい。いかにその被写体に夢中になれるか否か。さっき言った85mmを説明するためのよく言われる要素なんてものは、85mmっていう画角の中の夢中にしてくれる要素をかき集めたものに過ぎないっつうこと。偶然ではなく、あれは必然の産物。だから主題が弱い85mmの作例ってそれだけで写真のパワーを劇的に弱めんのね、他の画角と比べて。50mmとかさっき言ったように、写真全体の調和のためだったら主題、被写体は弱くしてもいいよって言ったじゃん。85mmはそれが一切許されない。まず被写体にインパクトがあって、それからそれを添えるための背景っていう観点で撮らないと、写真の印象パワーがガツンと落ちるのね。それだけ貧相な作品に見えちゃうわけよ。なので、85mmはいかに被写体を盛れるか、それだけ考えて撮ればいい。光、構図、背景、もうこれ全部被写体のためにあるって意識のもと撮影すると結構うまくいく。あの雑な背景整理だとしても、それが被写体を盛るっていう大義名分のもとだったら、全てが正当化され全てが許される。だからポートレートで一番使われる画角たりえるの。85mmが向いてるモデルさん、顔のタイプでいうと丸顔よりも若干面長系な人が85mmめっちゃ似合う。パリコレとかさ85mmじゃん、ザ・典型的なモデル顔ね。骨格がしっかり出て余分な肉が一切ないみたいな、堀が深くて目元の印象が強いとかザ・モデルですみたいな被写体を撮るときは85mmがめちゃくちゃ似合う。[中略]あとはきゃぴきゃぴした表情よりもクールで儚げな印象を出すのが得意なモデルさん、一気に別世界につれてってくれるようなモデルさん、そういった不思議な魅力があるモデルさんを撮るんだったら85mmがめちゃくちゃおすすめ。
85mmという画角を一言であらわすなら、「熱狂・夢中」そんな画角。
ポートレートレンズの代表的な焦点距離85mmの解説です。
背景とか関係ない!私は被写体に夢中なんだ!っていう意識・視野が85mmです。でも被写体のインパクトが弱いと印象が薄くなっちゃうよって気を付けるポイントも解説しています。
パリコレの撮影で使われる焦点距離が85mmだったなんて驚きですよね。それだけポートレートに適した焦点距離なんだってことですね。
まとめ
今回は写真が上達する方法として、カメラ系YouTuberの”ふぁらお”さんの動画を紹介しました。
撮影するときの考え方を明確に教えてくれている内容なので、ガチで上達したい人や伸び悩んでいる人にとってはとってもいい動画だと感じました。
ぜひとも本編を見ていただいて、ふぁらおさんの熱い思いとともに内容を深く理解していただいたらなと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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