「花火を撮ってみたいけど、必要な機材ってなんだろう?」
「どんなレンズを使って撮影すればいいんだろう?」
「どんな設定で撮影すればいいんだろう?」
夏の風物詩といえば花火ですよね!
せっかく買った一眼レフとかミラーレス一眼で花火を綺麗に撮影したいですよね。
今回は、花火を撮影するために必要な機材や場所取りであった方が良いもの、レンズの選び方や撮影の設定について紹介します!
花火は被写体のなかでもけっこう特殊ですし、撮影機会も限られるので事前練習が難しいです。でも、しっかりと知識を習得すれば、すんなりと撮影できるようになります!
「花火の撮影設定や機材選び」などの悩みや疑問・質問など、ご自由にコメント欄に投稿してください。
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花火大会で必要な機材
現地について準備をはじめようってときに、あれ?これが無いってなってしまうと残念ですよね。
花火大会での撮影にあたって必要な機材をまとめましたので、出発前に確認しておきましょう。
花火撮影に必要な機材
撮影自体に必要な機材は以下の通りです。2つ目まであれば最低限撮影することは可能ですが、これもあったら便利という商品を紹介します。
- カメラ・レンズ
- 三脚(絶対!)
- レリーズ(できれば欲しい!)
- ハーフNDフィルター(あればで良い!)
- カメラブラケット(縦構図なら!)
カメラ・レンズ
カメラ本体については、一眼レフでもミラーレス一眼でもなんでも良いです!フルサイズでもAPS-Cのカメラでも撮り方は変わらないので、自分の好きなデジタルカメラを持っていきましょう!
レンズに関しては後述しますが、撮影場所や撮影したい写真によって選ぶレンズが変わってきます。基本的に24mm以上のズームレンズがおすすめです。
三脚
三脚は絶対必須のアイテムです!手ブレをおこさないために使用します。
ボクは3000円程度の安い三脚を使っていますが、綺麗に撮影することができています。実際、花火大会に行くと周りのカメラマンは高そうな三脚を使っています、、、
しかし!花火撮影で一番重要なのは三脚の性能より撮影設定とタイミングなので、あまり気にせずに行きましょう!笑
レリーズ
レリーズは、リモートでシャッターを切ることができるアイテムです。有線と無線の商品があり、無線の商品は優先と比べて撮影時にコードによるブレの影響を抑えることができ、おすすめです。
レリーズを使わなくとも、手ブレ防止のためにカメラ本体にセルフタイマー機能やインターバル撮影機能がついていれば影響は小さくなりますが、あったほうが便利な機材です!
なぜかというと、セルフタイマー撮影ではカメラを直接触ることになるので、シャッターボタンを押すときに若干カメラが揺れてしまいます。そのため、レリーズを使用するのが望ましいです。
セルフタイマーで3秒、5秒、10秒後にシャッターを切る設定ですが、レリーズを使えばより手ブレせずに写真を撮ることができます。
ハーフNDフィルター
花火を撮影する時間帯は夜のため、周囲がとっても暗いです。一方で、花火は非常に明るいため、複数の花火の軌跡を残すには花火部分を暗くする必要があります。
そのため、ハーフNDフィルターを使用することによって、花火部分を暗くすることによって周囲の街を明るくしすぎることなく素敵な花火を撮影することができます。
詳しくはWise Cameraさんが解説してくださっていますので、参考にご覧ください。
ハーフNDフィルターの必要性・種類・選び方!どれが1枚目におすすめか!? – 一眼レフカメラ・写真初心者のカメラブログ (camera-beginner.sakura.ne.jp)
カメラブラケット
カメラブラケットはカメラ本体に装着することで、三脚で縦撮りしやすくしたり、ボディを保護したり、小指あまりを解消するものです。
三脚で縦撮りをするときに、バランスが悪くなってしまうのを解消するのにとても便利なので、ぜひとも活用してみるのがいいと思います!
場所取りや待ち時間にあったほうがいい機材
花火撮影において、場所取りをするときに必要なものと、場所取りをしてから撮影までに必要なものの2種類があります。
場所ごとに場所取り方法や時間のルールが異なりますので、事前にネットや電話などで必ず確認しておきましょう。
- 椅子
- ガムテープ
- ロープ
- ペグ
- 日傘
椅子
場所取りをしてから、花火打ち上げまではけっこうな時間があります。炎天下で長時間立ちっぱなしはとてもしんどいですよね。場所取りがダメっというところでは最も必要な機材ですし、もちろん場所取りしたとしても花火発射までは時間がありますので椅子は必要です。
カメラの機材や飲食物を持って移動するとなると荷物が大きくなってしまいます。そのため、コンパクトで軽い椅子がおすすめです!
最近ではワークマンやホームセンターなどのキャンプコーナーでも数千円で購入できますので、足を運んでみてください。
ガムテープ・養生テープ
ガムテープや養生テープは場所取りをするときにアスファルト上に貼るのに使います。四角形で自分の範囲を示したり、自分の場所があとから分かるように名前をテープで作ったりできます。
これもホームセンターで簡単に手に入りますが、普通のガムテープではアスファルト面には張り付きにくく剝がれやすいため、現場用の養生テープがおすすめです。
ロープ・ペグ
ロープも場所取りで使用する道具です。主に地面がアスファルトでなく土である場所で使用します。
ペグを打ってしまうと地面が弱くなってしまうことから、ペグ禁止にしている大会もあるため、堤防や河川敷で場所取りしようと思っている方は、必ず花火大会の公式サイトを確認してください。
日傘
日傘は待ち時間を快適に過ごすために必要なグッズです。炎天下で長時間待っていると熱中症のリスクが高まりますので、日傘を使って待ち時間も快適に過ごしましょう!
最近は男性でも待ち時間に日傘をさしている光景をよく目にします。ボクも日焼けしたくないので日傘をさしていますが、メンズの日傘も売っているので安心して購入しちゃいましょう!
レンズの選び方について
初めて花火を撮影する方は、どんなレンズを持っていったらいいか分からないですよね。
撮影する場所や撮りたい写真のイメージによって、広角レンズが良い場合と望遠レンズが良い場合があります。
例えば、打ち上げから数百メートルしか離れていない場所であれば広角レンズでないと花火が入りきらないですし、数キロメートル離れた遠くの山から撮影するのであれば望遠レンズでないと花火が小さくなってしまいます。
レンズを決めるためにも、まずはどんな写真を撮りたいかInstagramやTwitterなどで探してみましょう!
そのあとで、その写真が撮れる場所をGoogle EARTHや、おすすめの場所取り箇所を紹介しているサイトを参考にしましょう!
撮影箇所や撮りたい写真のイメージを決めたら、カメラの撮影範囲の計算をして、撮影箇所と焦点距離によって花火がどの程度の大きさになりそうかをシミュレーションしてみましょう。
下記のサイトで撮影範囲の計算が簡単にできますので、活用してください!
以下、参考例です。
たとえば、こんな写真が撮りたいとします。
この投稿をInstagramで見る
これは桑名水郷花火大会という三重県で開催された花火です。この写真を撮るためにはどうやってレンズを決めればいいか
打ち上げ箇所は大会のサイトで調べることができます。川が伸びている様子や背景・俯瞰の感じから、この構図で撮れる場所をGoogle mapで探してみると多度山の山頂であることが分かります。
次に、Google map上で花火の打ち上げ箇所から多度山までの距離を測定します。ここでは、9.90kmであることが分かりました。
次に、撮りたい写真の範囲はだいたい次の範囲かなとマップ上で距離を測定します。だいたい、3.53kmくらいかなと分かります。
最後に、上記のサイト(カメラの撮影範囲の計算 – 高精度計算サイト)でセンサーサイズと被写体までの距離を入力し、水平距離が3.53kmに近付くまで焦点距離を片っ端から入力し計算していくと、焦点距離100mmで水平範囲が3564mになりました。
これで、撮りたい写真が撮影できる場所とどの焦点距離のレンズを使えばいいかを決めることができました。
さいあく、焦点距離の小さい広角のレンズで撮影してトリミングするという方法もありますが、できる限り綺麗に撮影するためにもこうやって適切なレンズを選んで撮影しましょう!
花火撮影の設定の仕方
花火を撮影するときにどんな設定で撮影したら良いかって慣れている人でも結構むずかしいんですよね。
周囲の明るさや花火までの距離、NDフィルターの有無によって変わりますが、だいたいの目安としては次の通りです!
- シャッタースピード:6秒前後
- F値:10程度
- ISO感度:100以下
※三脚を使用する場合、カメラ本体の手ブレ補正をオフにしておく。
花火を撮影するときのコツ
花火を撮影するときに心がけることや設定を変えていくときのコツを紹介します。
まず、心掛けたほうが良いと思うこととしては、
花火が上がっている間はシャッターを切り続けたいという気持ちが強いけど、そこをグッとこらえて、撮影するたびに写真を確認して設定を修正していく。このくらいの明るさの花火だったら、この設定。みたいな感じで感覚を開始前半で身に着けましょう!
次に、設定を変えていくときのコツについて、
シャッタスピードの設定で気を付けることは、花火の軌跡をどの程度いれたいかで決めること。長い軌跡が欲しいときは、シャッターを10秒程度にしましょう。そのかわり、明るくなってしまうためF値を13くらい、もしくはISO50くらいにする。
といった感じで設定を変えていきましょう。
最後のフィナーレは特に明るいため、白トビしてしまうことが多いです。最後は感覚になってしまいますが、フィナーレに備えて明るさの感覚を養っておきましょう!
まとめ
今回は花火の撮影について、必要な機材から撮影設定について紹介しました。
花火は大会によって環境が違うため、こんな設定にすればいいという答えが無いのが難しいんですよね。
でも目安が分かればあとは、やって慣れていけばいずれは綺麗な写真を撮ることができます。この記事を参考に、花火の撮影スキルを高めていきましょう!
ぜひとも、みなさんの参考になればと思いますのでご活用ください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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